開催決定!「第11回 戦争の記憶と記録を語り継ぐ映画祭」

※重要なお知らせです

8月14日(日)に開催を予定しておりましたウクライナ支援チャリティ平和コンサート「Peace for UKRAIN」は、新型コロナウイルス感染拡大に伴い中止の判断を致しました。楽しみにしていただいていた方々には誠に申し訳なく、心よりお詫び申し上げます。尚、チケット料金は全額返金いたします。主催者より連絡をさせていただきます。尚、8月10日~12日の映画上映やトークショーなどは予定通り開催致します。

連日の報道で映し出されるウクライナの悲惨な状況。破壊された街、犠牲となる市民、住む場所を追われ着の身着のまま避難するウクライナ避難民の姿を見て、改めて戦争の残虐さや愚かさ、平和の尊さを痛感します。今年11年目を迎える「戦争の記憶と記録を語り継ぐ映画祭」では、ウクライナの平和を祈るとともに 77 年前の戦争の記憶を風化させないため、映画と音楽、文化の力を通して平和の尊さを発信します。

 「第11回 戦争の記憶と記録を語り継ぐ映画祭」詳細

日程:2022年8月10日(水)~14日(日)場所:千葉・流山市「スターツおおたかの森ホール」

   
悲しい戦争の記憶・反核をテーマに7本の映画上映
*チケット予約は下記いずれかでお買い求めください
●スターツおおたかの森ホール1階インフォメーション窓口
●カンフェティWEBサイト
●カンフェティ電話 0120-240-540

スケジュール プログラム①~⑨

①映画『あゝひめゆりの塔』※チケットは完売しました 当日券はありません

上映後、吉永小百合さんトークショー(聞き手:立花珠樹さん)

8月10日(水)12:30開場 13:00~映画『あゝひめゆりの塔』(125分)上映 上映後、15:15~トークショー  16:00終了予定    前売り券:1500円 高校生以下 500円 ※前売り券が完売次第、当日券はなし

画『カンタ!ティモール

上映後、広田奈津子監督・斉藤とも子さんトークショー

8月10日(水) 16:30~開場 17:00~映画『カンタ・ティモール』(110分)上映 19:00~トークショー  20:00終了予定  前売り券:1500円 高校生以下 500円 ※前売り券が完売次第、当日券はなし

③いま聞いてほしい被爆者からの声

山本宏さんによる被爆証言

8月11日(木・祝) 10:30~開場 11:00~被爆証言ほか(60分)12:00終了予定       入場無料※予約不要 そのまま会場へお越しください 定員450名

④映画『ゴジラ』

上映後、佐藤利明さんトークショー「俳優・宝田明を語る~ゴジラと歩んだ平和への道~」

8月11日(木・祝)12:30~開場 13:00~映画『ゴジラ』(97分)上映 14:50~トークショー  16:00終了予定 前売り券:1500円 高校生以下 500円 ※前売り券が完売次第、当日券はなし

④映画『ひまわり 50周年HDレストア版』

8月11日(木・祝)16:30~開場 17:00~映画『ひまわり 50周年HDレストア版』(107分)上映 18:47 前売り券:1000円 高校生以下 500円 ※前売り券が完売次第、当日券はなし

⑥映画『戦争と人間 第一部 運命の序曲』上映

8月12日(金) 9:30~開場  10:00~映画『戦争と人間 第一部 運命の序曲』(195分)上映 13:15終了予定 前売り券:1000円 高校生以下:500円 ※3部通し券(割引)あり ※前売り分が完売次第、当日券はなし

⑦映画『戦争と人間 第二部 愛と悲しみの山河』上映

8月12日(金) 13:20~開場  13:40~映画『戦争と人間 第二部 愛と悲しみの山河』(181分)上映 16:41終了予定 前売り券:1000円 高校生以下:500円 ※3部通し券(割引)あり ※前売り分が完売次第、当日券はなし

⑧映画『戦争と人間 第三部 完結篇』上映

8月12日(金) 16:45~開場  17:00~映画『戦争と人間 第三部 完結篇』(187分)上映 20:07終了予定 前売り券:1000円 高校生以下:500円 ※3部通し券(割引)あり ※前売り分が完売次第、当日券はなし 

⑨ウクライナ支援チャリティコンサート『Peace  for UKRAINE

8月14日(日) 12:30~開場  13:00~第一部 14:40~第二部 15:40終了予定 前売り券:3500円 高校生以下:1500円 ※前売り分が完売次第、当日券はなし  ※新型コロナウイルス感染拡大に伴い中止となりました。誠に申し訳ございません。

上映作品・ゲストプロフィール

①映画『あゝひめゆりの塔』1968年公開【125分 / Blu-ray上映】 [監]舛田利雄[脚]八木保太郎、若井基成、石森史郎[撮]横山実[音]真鍋理一郎[美]木村威夫[出]吉永小百合、浜田光夫、和泉雅子、二谷英明、中村翫右衛門、太田雅子、和田浩治、藤竜也、笹森みち子、青木義朗、乙羽信子  

©日活

あらすじ)太平洋戦争末期、米軍が上陸した沖縄。看護師として動員された女学生たちの悲劇を日活青春スター総出演で描く。現代(撮影当時の1968年)のゴーゴー・クラブに集う若者たちという斬新な導入(渡哲也が特別出演)が戦時下に生きた等身大の青春と対比され、反戦と平和への願いを際立たせる。女学生たちが歌う「想思樹」の美しいメロディも忘れ難い。沖縄返還50周年の本年、決して風化させてはならない悲惨な歴史をあらためて心に刻みたい。
ゲスト:吉永小百合さん 1959年『朝をよぶ口笛』で映画デビュー。以降、『キューポラのある街』『愛と死をみつめて』『動乱』『細雪』『華の乱』『長崎ぶらぶら節』『北の零年』『母べぇ』など多数の映画に出演。原爆投下後の広島を舞台にした『愛と死の記録』やテレビドラマ『夢千代日記』の出演をきっかけに、1986年から原爆詩の朗読を開始。最新の映画作品は2021年公開の『いのちの停車場』(第45回日本アカデミー賞 優秀主演女優賞受賞)TBSラジオ「こんばんは 吉永小百合です」は毎週日曜22:30~放送中。
聞き手:立花珠樹(たちばな・たまき)さん 1949年、北九州市生まれ。一橋大学卒業。74年、共同通信社に入社。1990年代から文化部記者として映画を取材する。新藤兼人をはじめ、吉永小百合、三國連太郎、岩下志麻、香川京子、若尾文子などの映画人へのロングインタビューや、名画の楽しい見方を紹介する映画コラムを執筆。2018年には吉永小百合との共著『私が愛した映画たち』を出版。近著には『もう一度見たくなる100本の映画たち』など。  
 
②映画『カンタ!ティモール』2012年公開【110分 / DVD上映】 [監・脚・編・ナレーション]広田奈津子 [プロデューサー・助監・音楽監修]小向定 [監修]中川敬(Soul Flower Union)南島風渉(報道写真記者) あらすじ)2002年に独立を果たした(今年、20周年)東ティモール。インドネシアの軍事侵攻、大量虐殺、拷問、横行する強姦、命がけの投票など、独立を得るまでの壮絶な道のりを辿る。国連決議に反し、日本が加担していた事実に「戦争」のからくりが浮かび上がる。大地との絆、平和とは暮らしそのもの、苦難を受け続けた人々が語る言葉に耳を傾ければ、本当の豊かさとは何かが見えてくる。ひとつの歌との出会いから生まれた必見のドキュメンタリー。
 ゲスト:広田奈津子監督 1979年、愛知県生まれ。幼い頃、故郷での森林伐採に胸を痛め、高校を卒業後、カナダの先住民を訪ねる。環太平洋の文化に関心は拡がり、国内外を旅する中で東ティモールに出会う。2002年、同国の独立式典内コンサートに参加し、ある青年の歌を耳にする。その歌の背景を追った旅が本作品へ繋がった。現地では人々と寝起きを共にしながら、山奥の集落を訪ねて古来の文化を取材。初作品。    
ゲスト:斉藤とも子さん 兵庫県出身。1976年、NHK少年ドラマ『明日への追跡』でデビュー。その後、学園ドラマや『男たちの旅路・車輪の一歩』等に出演。『若い広場~マイブックコーナー』では作家の聞き手を担当する。1982年、今井正監督の映画『ひめゆりの塔』に出演。1999年には、井上ひさし作・舞台『父と暮せば』がきっかけで被爆者と出会い、交流が続く。今回、映画「カンタ!ティモール」に胸を打たれた一人としてゲスト登壇する。著書『きのこ雲の下から、明日へ』
③いま聞いてほしい被爆者からの声 山本宏さん被爆証言 戦後77年、被爆証言を直接聞く機会は年々減少しています。ロシア軍のウクライナ侵攻から5か月半—。山本さんのお話を通して、改めて核の恐ろしさ、平和の尊さを感じていただければと思います。
ゲスト:山本宏さん “ミスター赤ヘル”と呼ばれた元広島カープ監督の山本浩二さんの兄。1945年、国民学校2年生だった7歳のとき、爆心地から約2・5キロの広島市己斐町の自宅 近くで被爆した。戦後は、原爆の話題には触れたくないと沈黙し続けてきたが、江戸川区被爆者団体『親江会』で積極的に活動していた妻が闘病の末、2017年に74歳で他界。同年7月に 初めて壮絶な被爆体験を人前で語った。江戸川区在住、84歳。今回、被爆体験とともに、趣味である詩吟で、原爆の悲惨さを表した『原爆行』を吟じる。
④映画『ゴジラ』1954年公開【97分/35ミリフィルム上映】 [監・脚]本多猪四郎[原]香山滋[脚]村田武雄[撮]玉井正夫[音]伊福部昭[美監]北猛夫[美]中古智[特技]円谷英二[出]宝田明、河内桃子、平田昭彦、志村喬、堺佐千夫、村上冬樹、小川虎之助、山本廉、菅井きん  

©東宝

あらすじ)世界にゴジラの名を轟かせた、日本初の本格SFにして特撮映画の金字塔。「ゴジラこそ今なお我々の上に覆いかぶさっている水爆そのものだ」という劇中の台詞に、原爆の記憶がまだ生々しい当時(戦後9年しか経っていない!)の切実な恐怖がこめられる。今年、他界された宝田明は毎年のように国内外でゴジラ関連のイベントに参加、作品にこめられた核の脅威や、自身の満洲からの引揚げ経験などを語り、平和へのメッセージを発信し続けていた。
俳優・宝田明さん 『ゴジラ』1作目の主演俳優。1945年にソ連軍が侵攻してきた満州での悲惨な少年時代の体験をもとに、平和の尊さを説いてきた。今年3月、87歳で他界。今回トークショーでは当映画祭に宝田さんが出演した2020年の映像も上映。
ゲスト・佐藤利明さん 娯楽映画研究家・オトナの歌謡曲プロデューサー。1963年東京都生まれ。昭和の娯楽映画の魅力を新聞連載やコラム、CDアルバム、映像ソフトのプロデュースを通して紹介を続けるエンター テイメントの伝道師。音楽プロデューサーとしても活躍。2015 年文化放送特別賞受賞。著書に『クレイジー音楽大全クレイジーキャッツ・サウンド・クロニクル』『寅さんのことば 生きてる?そら結構だ』『石原裕次郎 昭和太陽伝』『みんなの寅さん from1969』『番匠義彰映画大全:娯楽映画のマエストロ』など多数。他界した宝田明さんとはイベントを共にするなど、長きに渡り交流。トークショーで宝田さんとの思い出を語る。
⑤映画『ひまわり 50周年HDレストア版』1970年公開【107分/Blu-ray上映】 [監]ヴィットリオ・デ・シーカ[脚]チューザレ・ザヴァッティーニ、アントニオ・グエラ、ゲオルギ・ムディバニ[撮]ジュゼッペ・ロトゥンノ[音]ヘンリー・マンシーニ[制作]カルロ・ポンティ [出]ソフィア・ローレン、マルチェロ・マストロヤンニ、リュドミラ・サベーリエワ 配給・宣伝:アンプラグド イタリア/ I GIRASOLI/ビスタサイズ/107分/モノラル2.0ch 提供:メダリオンメディア © 1970 – COMPAGNIA CINEMATOGRAFICA CHAMPION(IT)– FILMS CONCORDIA(FR) – SURF FILM SRL, ALL RIGHTS RESERVED.   あらすじ)幸せな結婚生活を送っていたアントニオとジョバンナ。しかし、アントニオは激戦のソ連戦線に送られ、行方不明になる。終戦後、何年も待ち続けたジョバンナは僅かな手掛かりを頼りに夫を探しにソ連を訪れるが……。多くの兵士や農民、戦争で命を奪われた人々が眠っている一面に広がるひまわり畑はウクライナで撮影された。戦争がいかに普通の人の運命を狂わせるか、ロシアの侵攻を受けた彼の地に思いを寄せながら観てほしい名作。
⑥映画『戦争と人間 第一部 運命の序曲』1970年公開【195分/Blu-ray上映】 [監]山本薩夫[原]五味川純平[脚]山田信夫[撮]姫田真佐久[音]佐藤勝[美]横尾嘉良[出]滝沢修、芦田伸介、三國連太郎、浅丘ルリ子、二谷英明、石原裕次郎、水戸光子、中村勘九郎、高橋悦史、山本学、松原智恵子  

 ©日活

あらすじ)新興財閥の伍代家は満洲における利権を求めて、軍部と結託。関東軍による張作霖の爆殺、柳条溝事件など満洲の情勢は悪化するが、「死の商人」である伍代家はのし上がっていく。戦争へ突き進む時代を描くオールスター大作について、山本は「戦争がなぜ起きていくのかを、戦争を起こした者に対する抗議の意志をこめて暴いていきたい」と製作意図を語っている。戦争という愚行が繰り返されている今、観るべき作品。キネ旬2位。毎日映コン監督賞。
⑦映画『戦争と人間 第二部 愛と悲しみの山河』1971年公開【181分/Blu-ray上映】 [監]山本薩夫[原]五味川純平[脚]山田信夫、武田敦[撮]姫田真佐久[音]佐藤勝[美]横尾嘉良[出]浅丘ルリ子、高橋英樹、北大路欣也、山本圭、吉永小百合、江原真二郎、地井武男、木村夏江、和泉雅子、佐久間良子

©日活

あらすじ)さらに大陸の利権拡大を図る伍代財閥は、傀儡として作られた満洲国に食いこもうと現地の富豪に接近する。一方、次男の俊介は憤りを覚え、親友の耕平は反戦運動で特高に捕えられる。深刻な不況、2.26事件から加速する軍部の勢力と暴走。そんな時代の大きなうねりに翻弄される様々な男女の愛。数多い登場人物を見事にさばきドラマを構築する山本の手腕について「やっぱり人間の真実を見つめているから」と脚本の山田は語っている。キネ旬4位。
⑧『戦争と人間 第三部 完結篇』1973年公開【187分/Blu-ray上映】 [監]山本薩夫[原]五味川純平[脚]山田信夫、武田敦[撮]姫田真佐久[音]佐藤勝[美]横尾嘉良[出]北大路欣也、山本圭、浅丘ルリ子、吉永小百合、高橋英樹、夏純子、波多野憲、鈴木瑞穂、滝沢修、芦田伸介、水戸光子

©日活

「死の商人」として大陸に進出した伍代一族だが、俊介は関東軍を批判し前線に身を投じる。ノモンハンの戦闘シーンは当時のソ連の協力をとりつけ、戦車などを集め(兵隊は駐屯する師団を演習の名目で集めたという)スターリングラードの大平原でロケを敢行、大スペクタクルとなった。今年亡くなられた山本圭(耕平役)は、叔父でもある薩夫監督から「ぶたれる場面は本当にぶたれてくれ」と言われ、気迫あふれる演技を見せる。キネ旬10位。

⑨ウクライナ支援チャリティ平和コンサート『Peace for UKRAINE ロシア軍によるウクライナ侵攻によって、母国を追われ、国外へ避難したウクライナの方々への継続的な支援を目的に平和コンサートを終戦記念日の前日 8 月 14 日に開催します。コンサートの趣旨に賛同してくださったミュージシャン、アーティストが出演し、各自平和への願いを込めた楽曲を披露。核兵器や生物・科学兵器使用の可能性もほのめかされる現状に目を向け、唯一の戦争被爆国の日本で改めて平和の尊さと音楽の力を伝えます。

<出演>

カテリーナ

金谷康佑

YUKARI

Longing for peace ensemble

流山少年少女合唱団

 

<司会・詩の朗読>

斉藤とも子

アクセス

スターツおおたかの森ホール (千葉県流山市おおたかの森北1-2-1)

電車を ご利用の場合

つくばエクスプレス・東武アーバンパークライン「流山おおたかの森」駅北口より徒歩1分

チケット予約

下記いずれかでお買い求めください
●スターツおおたかの森ホール1階インフォメーション窓口
●カンフェティWEBサイト
●カンフェティ電話 0120-240-540

「戦争の記憶と記録を語り継ぐ映画祭」協賛募集・スポンサー様募集

一般社団法人 昭和文化アーカイブスは、ご協賛くださる個人・企業・共催者の方を募集しています。「戦争の記憶と記録を語り継ぐ映画祭」は、前身である「新藤兼人平和映画祭」から今年で11年目を迎えます。毎年、映画祭経費やチラシ印刷費、郵送費など活動を持続するための資金が不足しています。一昨年から続く新型コロナウイルスの影響で映画祭の持続は、非常に厳しい状況にあります。今後の活動継続のため、ぜひご支援、ご協力をお願い申し上げます。ご協賛くださる方には、来年度(2023年)の映画祭の招待券1口1枚分を送付。来年度のチラシ、HPにお名前を掲載いたします。 <協賛金> 1口 5000円 <協賛方法> 銀行振込 ◆銀行名 ゆうちょ銀行・一三八支店 ◆口座番号 普通)0137002 ◆口座名義 シヤ)ショウワブンカアーカイブス